10月1日の今日、拙著が店頭に並び発売になりました。
試しに浦和の大型書店を巡りましたが、実際に並んでいて改めてビックリしました。
(「自分でビックリするな!」という感じですね)
文章の上手い書き方というのは、私にはわかりません。
何しろ高校生の時は国語(特に現代文)が一番苦手で、受験科目でも最も足を引っ張っていて苦労しましたので、およそ文才はまるでないのはわかっています。
しかし、文章が上手い下手ではなく、伝える力はまた別物と思います。
文章が下手でも、一生懸命気持ちを込めて書いたものは相手に伝わります。
一方、ライターさんが書いた文章は、作家本人の言葉ではないのでどこか軽い感じがします。
だから、伝えるという点でいえば、文章が上手い下手ではないのです。
書いた文章にも言霊は宿りますから、自分で気持ちを込めて書くことが何より大事なのです。
私は、人生の苦境で迷っている方々、病気で困っていてどうしようもない方々に、何か希望の一筋の光をもたらすことができればという思いで魂を込めて書きました。
きっと、そのような方が読んでくだされば、受け取ってもらえるものがあると信じています。
商業的には出版部数が伸びたら成功です。
私も、出版を声掛けしてくれた知道出版様には恩がありますから、たくさん売れて喜んでいただけるよう結果が出て欲しいという思いがあります。
知道出版の編集の皆様やデザインを担当してくれた山中さんは、とても一生懸命に仕事をしてくれました。
本当に楽しく仕事ができて、ありがたいご縁をいただいたと感謝しています。
出版部数は確かに大切な数字ですが、本当に大事なのは、本を読んでどれだけの人が救われたかということです。
たとえば、温泉の件(くだり)を読んでから実際に温泉に行って長年の病気が快癒した、ヒーリングスティックを買って使ってみたら偏頭痛がとても楽になった・・・など病気に悩む人がその悩みから解放されてほしいのです。
また、これまで薄幸の気持ちで生きていた人が、考え方が変わって日々穏やかに、幸せに生きるようになってくれたらこれ程嬉しいことはありません。
数字よりも、一人でいいから読んで人生が大きく変わったという人が出て来てほしいと思います。
大きく劇的に変わった一人から、更なる大きな波紋が広がり、更に救われる人が出て来るからです。
そうすれば、私の労も報われたというものです。
まだ本を手に取っていない方は、お近くの大型書店やAmazonでどうぞお求めください。
また、この本はこれまで毎月のサットサンガ(真理の集い)の説法で語って来たことの集大成でもあります。
その意味で、長く一緒に勉強し付いてきてくれた生徒さんには感謝の思いが尽きません。
サットサンガの説法は、回によって違いますが、だいたいとても準備に時間をかけます。
関連するたくさんの本を読んで考えをまとめ、最後にインスピレーション(直感)を得て、それから説法に臨みます。
たった1時間位の話ですが、その準備にかける時間はかなりのものです。
参加費はお一人様4,000円ですから、その人数分しか収入はなく、効率を考えれば普段通り施術をしていた方が収入は大幅にあがります。
これがもし会社の1事業であれば、「サットサンガは採算の取れない赤字事業だから廃止止(や)む無し」という決断になること間違いありません。
しかし、人生とは面白いもので、短期的・局所的にみて割に合わないことでも愚直に続けていくと何らかの形になって結実するのです。
人生で無駄と思えることはたくさんあります。
皆さんの生活の中でもそう思えることは少なくないでしょう。
しかし、人格の深みを作るのは、その一見無駄とも思えることなのです。
カビが長期発酵して身体に良い菌に変わるように、無駄や回り道がやがて次元の違うものに実を結ぶのだと思います。
やはり、自分の心や魂が嬉しいと思えることを続けていくのが大事なのでしょう。
頭で考えて良いと判断したことではなく、損得勘定抜きで魂がワクワクする方向に進むと、神様のご加護を得て思わぬ境地に進むことができます。
人生とは本当に不思議なものですね。
これからの人生も更に不思議な展開になるように、無駄と思えることをワクワクしながらやっていきましょう。