多発性骨髄腫 (76才、女性) 〔埼玉県/所沢市〕 施術回数38回

病気の発症から現在までの病歴

2週間前に発覚。
貧血でフラフラする。歩くのもやっとという感じ。(そのため、初期は出張療法主体)
強度の食欲不振、味が感じられない。
緑内障で右眼が見えない。

服用している薬

プレドニン(ステロイド剤)
アルケラン(経口抗がん剤)月に4日間服用

気功治療の経過 〔院主筆〕

1回目
術後、「爽やかな気分。」

3回目
術後は、「顔色が良く、元気そう。」と周りから言われる。

6回目
「5回目後、少し食欲が出て、食べることができた。」

7回目
「ヘモグロビンが以前3だったのが、7(正常値11~14)まで上がり、医師がカルテを(間違いがないか)確認した。」

9回目
「昨日、ヨーカドー(近所のスーパー)に行ったが疲れはない。ふらつく。」

11回目
友達と2時間長電話をした。

23回目
・ 「前回帰りに眼が少し見える感じで、早足で歩くことができた。」
・ 「家事を少しやっても疲れない。」

24回目
「右眼は端まで真っ黒だったのがぼやけて見えている。」
※     緑内障の気功治療はしていませんが、緑内障も回復の変化が出てきている様子。

30回目
「調子が良くなってきている。」

33回目
「ふらつきはない。」

ご主人と随分仲が良かったようで、ご主人が先に他界してから緑内障や多発性骨髄腫が出てきました。
よく「寂しい」と言われていました。
群馬県に住んでいる方ですが、立てない位弱ってしまい、所沢に在住の息子さんの家にお世話になることになりました。
何でも群馬大でしか薬をもらえないということで、毎月息子さんが車でYさんを送迎していました。
気功治療の終盤は随分と元気になり、バスを使って一人で群馬まで往復していました。
最初のふらついて立てなかった頃と比べると随分の変化です。
一人で生活できる程回復しましたので、群馬の自宅に帰られました。
(息子さん宅にお世話になるのも気が引けたようです。)
「検査結果の資料を見せて下さい。」と再三お願いしていたのですが、いつも忘れてしまう、でも同伴の息子さんも「数値が随分良くなりました。」と喜ばれていました。

 

気功治療の内容はもちろん全身治療です。
多発性骨髄腫は骨髄の形質細胞ががん化してしまう病気で血液の造血機能が阻害されます。
患部を特定したかったので、Yさんには主治医に患部を聞いてもらうよう依頼をしましたが、結局ここという局所的な答えはいただけなかったということです。
全身の骨髄を対象に施術をするのは雲をつかむ様な話なので、小腸を中心に施術をしていきました。
現代の西洋医学では認めていませんが、小腸は造血器官であるという説があります。(千島学説)
結果的にこれ程回復したのは、千島学説に基づいて施術を組み立てたが良かったのではないかと思っています。

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